a piece of tomorrowことのは詩集「おかえりなさい。」のお手紙 >2001年01月
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詩集「おかえりなさい。」のお手紙
携帯詩集「しあわせ風船」

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おかえりなさい。



「あけましておめでとう」は
「おはよう」と同じ。
今日は一年の朝。
あなたは今目覚めたばかり。
今日をどういう一日にするのか
今年をどういう一年にするのか
決めるのはあなた自身。
21世紀になって
急に世界が変わるわけじゃないね。
自分が変わってそして世界も変わっていくんだ。
21世紀がどういう時代になるのかは
あなた自身にかかっているんだよ。

あけましておめでとう

そして暮れる時にも「おめでとう」と言えますように。

♪139通目のお手紙
*2001/01/01


おかえりなさい。



嬉しい気持ちを貯金しておくことができるなら
少しずつそこから引き出していけるのに
悲しみの中ではそう思えるけれど
喜びや楽しみの多い日には
悲しい日を忘れてしまうんだね
日常から離れたり忘れたり
そのために楽しみを作ったり
だからきっと貯金することはできないよ
かわりに悲しみばかりを貯金してしまうから

少しずつ幸せを使っていくことはできなくても
幸せな気持ちを忘れずにいることはできるかもしれない
幸せな気持ちで作った森と
悲しみの涙でできた泉で
素敵な暮らしをすることはできるかもしれないよ
どんな嵐がきても
どんな波がきても
負けない家を作ることはできるかもしれないよ

♪140通目のお手紙
*2001/01/02


おかえりなさい。



心のはやさはどうなっていますか
はやすぎるとけつまずく
おそすぎると間に合わないよ
心のはやさを整えて
出発しよう

♪141通目のお手紙
*2001/01/03


おかえりなさい。



味や値段がすべてじゃないね
雰囲気を食べていたりするよ
皆と一緒にいる空気
上手に作れた喜びや
作ってくれた人の気持ち
すべてひっくるめて
おいしいと思うんだね

皆と笑顔でいられるように
自分が笑顔でいるように
素敵な輪ができるように
空気を作っていけるように

♪142通目のお手紙
*2001/01/04


おかえりなさい。



白い息
凍えるほどに寒い日は
息の行く先が見える
特別な時間

自分のはいた息なのに
この日にしか見ることができないから
寒さなんて忘れるくらいに
息をしていよう

思わぬほどに遠くまで
あなたの息は届いているから
意外なくらい遠くまで
あなたの声はきこえているから

きっとあの人も
受け止めていてくれるから

♪143通目のお手紙
*2001/01/05


おかえりなさい。



時計を見ずに一日を過ごしてみると
意外な長さに気づくかもしれない。

はかることで短くしてしまっているのかもしれない。
時間も気持ちもあなたの未来も。

だけど
意外な短さに気づくかもしれない。
はかることで大きく見てしまっているのかもしれないよ。
それは何?

いつもと違うことをしてみることは
そんな「はかり間違い」に気づくということなんだよ。

♪144通目のお手紙
*2001/01/06


おかえりなさい。



思いを伝えることと
思いを押し付けることは違うのに
同意を求めることと
押し付けることは違うのに

どうしてわかってくれないのと
拗ねてみたり怒ってみたり
どうして無理矢理頷かせるのと
不満を溜めてみたり

会話って難しい

自分勝手と自分の意志を持つということの間で
いつも皆彷徨っている

言葉の選び方で印象は随分変わるのに
同じことでも人を微笑ませたり傷つけたり

毎日同じ台本で生きていけはしないから
一瞬で判断して言葉を発するから

だけどまるで長年かけて書いた本のように
素敵な言葉で伝えたいね

♪145通目のお手紙
*2001/01/07


おかえりなさい。



すべてが明日につながっている
今言った言葉も
今そこに置いた物も
今思ったことも
今見た風景も
すべてが明日につながっている
どんなことにも
続きがあるね
終わりにも続きがあるんだ
すべての終わりなんてきっとない
終わりの後にも続きがあるよ
だから最後まで走って行くんだ
息がきれても足がもつれても
それでも走って行くんだよ
たとえ崖が待っていても
崖の下からまた道がはじまっているから
終わりの向こうのはじまりのため
今走っている自分のために

♪146通目のお手紙
*2001/01/08


おかえりなさい。



大好きな料理を一番に食べる人
最後の楽しみとして残しておく人

どちらが偉いとかじゃなくて、
どちらが好きかなんだよね。

嫌なことを先に済ませる人
後回しにしてしまう人

自分の好きな方法で乗り越えればいいんだよ。

好きな方法を選んだんだからきっと乗り越えられる。
好きな方法を選んだのだから、きっと笑って終われるよ。

♪147通目のお手紙
*2001/01/09


おかえりなさい。



時間がきたから眠くなるんじゃない。
今日の分の力を使ったから眠くなるんだよ。

だからゆっくりおやすみなさい。

たとえ少しの時間でも、
心をゆっくり身体をじっくり。

新しい一日を元気に過ごすために。
今日の自分を労うために。

時間がきたから眠くなるんじゃない。
今日の分の力を使ったから眠くなるんだよ。

♪148通目のお手紙
*2001/01/10


おかえりなさい。



何にでも反抗してみることが
自分の意志というわけじゃない。
何にでも挑戦してみることが
自分の選択というわけじゃない。
従う勇気、諦める決断。
それだって、素敵な答え。
だけどそこに意志がなければ
苦しい道になってしまう。
どちらも素敵で苦しい道だね。
素敵を見るか苦しみを見るか。
それが道の色を決めているんだよ。

♪149通目のお手紙
*2001/01/11


おかえりなさい。



いつか手袋を編もう
ずっと手を包んでいられるように
いつか手袋を編もう
あなたの手をずっと握っていられるように

あなたの手をあたためる手袋になろう

♪150通目のお手紙
*2001/01/12


おかえりなさい。



髪や葉が風の形を見せてくれているのに
風が見えるような気がするよ。
自分の町の自分の世代とメディアが伝えるモノで
時代が見えるような気がするよ。
田畑や山の杉林は野生の物ではないのに
自然が見えるような気がするよ。
本物じゃないけど嘘じゃない。
嘘じゃないんだよ。
だけど
ほんのかけらしか見えていないのに
知っているような気がしているよ。
本当のあの人は知らないかもしれないのに
知っているような気がしているんだよ。

♪151通目のお手紙
*2001/01/13


おかえりなさい。



あの場所が好き。
あの場所の空気が好き。
集まっている皆が好き。
集まってくる気持ちが好き。
窓にうつる光が好き。
照明がつくる影が好き。
音が好き。
話し声が好き。


みんなみんな好き。
好きって思う心が好き。
好きがつくる笑顔が好き。
笑顔になる皆が好き。


好きな皆が笑顔だから、
あの場所が好き。


皆が誰かの「好き」の理由。

あなたも誰かの「好き」の素。

♪152通目のお手紙
*2001/01/14


おかえりなさい。



宝さがしの旅に出る。
その宝をさがすわくわくが、既に宝物なんだ。
一緒にさがす仲間が既に、宝物なんだね。

♪153通目のお手紙
*2001/01/15


おかえりなさい。



鳥が運んできた種から芽が出てきたよ。
植えたつもりのない所から、芽が出てきたんだ。
気づいた時にはそれは、小さいけれど力強く、
上へ上へと手をのばしていたんだ。
僕はそれに水をやる。
どんな風に育つのか何になるのか知らないけれど、
僕はそれを育ててみるよ。
名もない花を咲かすのだろうか。
ううん、違うね。きっと名はある。
ただ、皆、調べようとしないだけなんだ。
僕はそれを育ててみるよ。
鳥が運んできてくれたんだ。
僕はそれを育ててみるよ。

♪154通目のお手紙
*2001/01/16


おかえりなさい。



いつだって、
その日がそんな日になるなんて思わずに、
その日はやってくるんだよ。

あの年のその日にそんな朝を迎えるなんて、
眠りについた時には誰も思いもしなかったんだよ。

だけどほら、今日もキミは帰ってきてくれた。

「おかえりなさい」と言えることが、
どんなに幸せな気持ちにさせるのか、
キミはきっと気づいていない。
キミの存在がどんなに愛しいものなのか、
きっとキミは気づいていない。

♪155通目のお手紙
*2001/01/17


おかえりなさい。



秘密をもらった。
秘密だよと言ってくれた。
秘密の内容よりも、
秘密をくれることがうれしいね。

秘密をあげる。

秘密という言葉をあげる。

素敵な秘密は気持ちの贈り物。

♪156通目のお手紙
*2001/01/18


おかえりなさい。



自分の信じられないことを皆、嘘だと言うのなら
世の中はすべて嘘になる。
自分の見たことがない物を皆、作り話だと言うのなら
すべての物が作り話になってしまう。
きっと自分の知っていることの方が
ほんの一部分でしかないのにね。
自分の知らない「本物」が世の中にはあふれている。
こぼれるほどにたくさんのことがあるんだよ。
すくいにいかないと、どんどんこぼれて、
闇へと消えていってしまうよ。

♪157通目のお手紙
*2001/01/19


おかえりなさい。



誕生日を知るだけで、
少し身近に感じるのはなぜだろう。
誕生日を知るだけで、
幼い頃のキミを少し想像してしまうのはどうしてだろう。

誕生日って、誰にでもあるけれど、
他の人にとっては、ごく普通の何でもない日で、
その人にとっては特別な特別な日。

いつだって、誰かの大切な日。

前を歩く人は結婚記念日かもしれない。
隣に座った人は誕生日かもしれない。
横切ったあの人は、入学試験かもしれない。
走っていったあの人は、これからプロポーズするのかもしれない。
携帯の鳴ったあの人は、今、子供が生まれたのかもしれない。

どうでもいい日なんてきっとない。
いつでも誰かの人生にとって一番の日なんだ。
だから、どんな時でも、人に優しくしなくてはいけないね。
だって、そんな大切な日に、悲しい思いはさせたくないもの。

♪158通目のお手紙
*2001/01/20


おかえりなさい。



すべてに理由を求めると
それだけで頭がいっぱいになって
その先に進めなくなる。
時には嬉しいとか悲しいとか
そういう単純な感情に
理由を求めてもいいかもしれない。
これをやりとげたらきっと嬉しくなる。
そういう期待ではじめても、いいかもしれない。
これをやらなきゃ、きっと後で悲しくなる。
そういう理由でとびだしても、いいかもしれないよ。

♪159通目のお手紙
*2001/01/21


おかえりなさい。



ちっぽけなものでも
その人にとっては宝物なんだ。
宝物に理由なんてない。
大切だと思ったから宝物なんだ。
キミが大切だと思ったから、キミの宝物なんだ。
きっと十年たっても二十年たっても、これはキミの宝物だろう。
一般的な価値なんて、
誰かがつけた値段なんて、関係ないんだよ。
宝物なんて、たいてい値段とは関係ない。

あの子の宝物は、あの日の写真。
あの子の宝物は、隣にいる人。
あの子の宝物は、100点のテスト。
あの子の宝物は、想い出。

それでいいんだ。
それでいいんだね。

♪160通目のお手紙
*2001/01/22


おかえりなさい。



誰が主役で誰が脇役なんてきっとない。
誰もが主役なのだと人は言うよ。

主役は主人公を演じる人。
だけど「主人公」がいつも
一番偉かったり一番すごかったりするわけじゃない。
いろんな「主人公」がいるね。
素敵な脇役だっていっぱいいるよ。

誰もがそれぞれの物語の主人公で、
そして誰もが別の物語では脇役なんだ。

脇役がいなければ、物語は進まない。
主役がしっかりしなければ幕は途中で降りてしまうよ。

一度舞台にたったら、最後まで素敵な物を作ろうよ。
物語には、ヤマ場とそうじゃない部分がある。

だけど、

どの場面も大切な場面、どの台詞も大切な台詞。

何一つかけても、物語は進まない。
どの台詞が人の心に残るのか
誰にも予測はできやしないんだね。

♪161通目のお手紙
*2001/01/23


おかえりなさい。



「大切」は、どんどん増えていく。
どんどん増えていくんだね。
大切なモノは、
手の上になくても、
遠く離れてしまっても、
目に見えなくなってしまっても、
失ってしまっても、
大切なことにかわりはないんだ。
だから、どんどん増えてたまっていくよ。
だけど、どんなに増えても溢れてしまうことはない。
「大切」は悲しみの素にもなるけれど、
笑顔の素になるほうがずっとずっと多いから、
どんどん増やしてキミの周りのモノを皆
大切なモノにしてしまおう。

♪162通目のお手紙
*2001/01/24


おかえりなさい。



どうということもないと放っておいたことが
後になって気になったり重荷になったり後悔したり

だけど
どうということもないと置いておいたことが
後になって素敵に思えて
そしてまた一つ宝物になったりするよ

無くしてしまっていたら
価値のないものと思ったままだったら
きっと気づけなかったね

既に出逢っていた、素敵な出逢い
気づくのは今じゃなくても
もう既に宝物を手に入れているのかもしれないね

♪163通目のお手紙
*2001/01/25


おかえりなさい。



ありきたりのことを
ありきたりの言葉で言うことを
恥じなくてもいいんだよ

ありきたりのことを
ありきたりに経験できたことを
退屈に思わなくてもいいんだ

ありきたりのことだって
手にいれようと思って
手にいれられるものではないのだから

♪164通目のお手紙
*2001/01/26


おかえりなさい。



あの窓に灯りがついているから。
きっとあそこに誰かがいる。
こんな時間にも君は何をしているの。

夜中の町は、どこか作り物じみている。
箱庭の中に紛れ込んでしまった気分になる。
どこかの窓に灯りがついているのに
なぜかほっとする。
夜中のビルや家々は、どこか違う物にみえる。
違う世界の違う町。

だけどあの窓に君はいて
そして何かをがんばっているんだね。

♪165通目のお手紙
*2001/01/27


おかえりなさい。



新しいものに生命を吹き込むのは
いつもだれかの気持ちから
キミが生み出した生命が
この世界にはたくさんある
物にも生命があると言うと
言い過ぎなのかもしれないけれど
そこに気持ちがあるから
どんなものにも生命は宿る
キミの生み出したその生命を
今も愛しく思っていますか
キミの生み出した生命の終わりを
ちゃんと看取ってあげていますか

♪166通目のお手紙
*2001/01/28


おかえりなさい。



船はいつも知っている港から
出ているとはかぎらない
船はいつも地図に載っている港から
出ているとはかぎらない

船は近くまで来ているのに
キミを乗せようと来ているのに
気づかずに
海を泳いでいるのかもしれない

船に乗ることばかり考えて
船をみつけられずにいるのかもしれないよ

♪167通目のお手紙
*2001/01/29


おかえりなさい。



お手紙は顔が見えない
顔が見えない分言葉が伝わる
お手紙は声がきこえない
嘘が言えない分本音が伝わる

顔が見えないから嘘をつけるんじゃない
顔が見えないからほんとのことを言ってもいいよ
だけど
声がきこえないから傷つけていいんじゃない
声がきこえないからやさしくなっていいんだよ

恥ずかしがらなくていい顔は見えないんだから
かっこつけなくていいよ声はきこえないんだから

♪168通目のお手紙
*2001/01/30


おかえりなさい。



がんばれの言葉が重くのしかかる時
相手の心を疑う時
わかってないのに簡単に言わないで
そう思うから重く感じるんだね

がんばれの言葉に心はずむ時
相手を深く信じている時
キミの言葉だからチカラになる
そう思うから強く感じるんだね

「がんばれ」の言葉にはチカラがありすぎる

♪169通目のお手紙
*2001/01/31


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