過去の扉詩


■001■
2001/11/03〜2002/08/22

あしたのかけらを探しに
あの場所にまた帰ろう
あしたのかけらを取り戻しに
あの場所へまた行こう

あしたまた
ここに帰ってくるために

■002■
2002/08/23〜

あしたのかけらを探しに
想いはまた旅に出る

■003■
2003/09/22〜

その大樹が
大樹という名を得るのに
いったいどれほどの時を
費やしたのだろう

そしてそのうちの
どれくらいの時を
私はここで
見ていられるのだろう

■004■
2004/04/09〜

春の空気そのもののよう
誰が観ても綺麗で
今までのすべてが
その花を観るためだったかのように

その時を迎えるまでに
いろんなことがあったはずなのに
幸せしか知らないかのような満開の笑顔で
身体いっぱいに花を咲かせている

手折ることは簡単だけど
できるはずがない
それはあまりに気高くて
それはあまりに愛しくて

たった一人しかいないのに
世界のすべてを
その色で染めてしまうかのように
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