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2007/01/01
■2147

一番最初の記憶が
一番大切な思い出になればいい

一番大好きな人の
一番近くにいられたらいい

一番大切な人の
一番大好きでいられたらいい

一番大切な記憶が
大好きを増やし続けたらいい

大好きをずっとずっと
増やし続けていけたらいい




2007/01/02
■2148

眩しくはないよ
それは光ではない

求め続けた光ではない
先にあるものではない

眩しくはないはずだよ
そこに何かがあるわけじゃない

望み続けたものじゃない
目指していたものでもない

それはただ真っ白で
真っ白すぎて目に沁みるだけ

心に身体にすべてのものに
沁み入って痛いだけ




2007/01/03
■2149

いつも何かが足りなくて
だけど何かがわからなくて
数えても全部揃っているのに
足りないような気がしてる

なくしたことに気づかないより
きっとそれは幸せなこと
だけど数えても数えても
足りないものなどみつからない

なくしたんじゃない
足りないのでもない
必要なものが増えただけ
絶対に必要なものに
気づけそうになっているだけ




2007/01/04
■2150

その窓の外にも空があるなら
その空を見上げるといい
窓の形をしていても
それは空に違いはない

空の中に太陽があるなら
その太陽を見るといい
どんなに遠くても太陽ならば
同じものを見ていられるはず

ひとつしかないからそれならば
同じものと信じていられる




2007/01/05
■2151

持って行くことはできない
ここから持ち出すと壊れてしまう
持ったままでは外に行けない
外に行かなきゃ進めない

きらきら輝いて見えたのは
壊れかけたものに集まる光
ひびの入った硝子のように
光を集めて放ちつづける

手で触れることはできない
触れた途端に壊れてしまう
直してしまうこともできない
直せば光も消えてしまう

通り過ぎることしかできない
置き去りにするしかない
一歩外に出てしまえば
それは背中を押してくれる




2007/01/06
■2152

求めていたのは白い羽根
欲しいのは純白の翼

こんな色ならいらないよ
空を飛べる翼でも

どんなに強いものだとしても
こんな色ならばいらない

それならばこの手のままで
いろんなものに触れてみたい

この指先で掌で
いろんなものに触れてみたい




2007/01/07
■2153

どこかに向かって歩いてる
どこかからきてどこかに向かって
誰もが行き先を持っている
それがどこかを知らなくても

聴きたい声が言葉がある
答えをまだ知らないけれど
知っている人の声なのか
まだ出逢ってもいないのかさえ

その声に逢うために歩いてる
どこにいるかは知らないけれど
その人もきっと歩いてる
ひとところにはいてくれない

待っていてなどいてくれない
何かに向かって歩いてる
できるのはその行き先が
私の元と願うことだけ

できるのはその求めるものが
私の声と願うことだけ




2007/01/08
■2154

大声で叫んだ瞬間
消えてしまう絶対に

言葉にした瞬間
壊れてしまう本当に

秘密にしておくには
大きすぎることだとしても

減ってしまえばもう二度と
増えることはないと知っている




2007/01/09
■2155

終わらないことを
はじめることもできない

終わらないでいることを
続けていくこともできない

上手に終わることもできない
ちゃんと終わることもできない

何かひとつでもちゃんとできたら
それだけでかまわないのに

それが終わりでもはじまりでも
それだけでかまわないのに




2007/01/10
■2156

走り出すときをずっと
待ち続けてくたびれて
いつの間にか夜ごと日ごとに
走ることを夢にみる

望んでいるのはそれではない
それであるはずがない
望みは走ることではなく
たどりつくはずのその場所なのに

もうすぐその合図がある
もうすぐその音がする
遅れてはいけない早くてもいけない
それはただのはじまりでしかない

待ち続けた瞬間だけれど
それはただのはじまりでしかない




2007/01/11
■2157

本当だとしたら嘘みたいだし
嘘だとしたら本当みたい
嘘ならばもっと嘘らしく
最後まで夢をみさせてほしい

夢ならばもっと夢らしく
最後まで騙しつづけてほしい




2007/01/12
■2158

永遠がはじまる
きっとその瞬間永遠がはじまる
だからまだはじめられない
まだはじまるわけにはいかない

しあわせはその永遠の中にある
望むものはその中にある
だけどまだはじめられない
まだはじまるわけにはいかない

まだその手をとるわけにはいかない
同じ時しか流れなくなる




2007/01/13
■2159

指先が嘘をつくなら
その時だけは素直に笑おう
言葉が夢を捨てるなら
この瞳でだけは追いつづけよう

すべてを忘れてしまうなら
この欠片だけは握っていよう
この欠片が何かわからなくなっても
ずっとずっと握っていよう

その箱の中にあるすべてのものが
がらくたに似ているように
すべてのがらくたがいつか誰かの
宝物であったように




2007/01/14
■2160

うつむいたらこぼれてしまう
空を仰いだら乾いてしまう
だから前を向いていよう
ずっと前を向いていよう

握ったら壊してしまう
放したら失ってしまう
だから触れるだけにしよう
そっと触れるだけにしよう

指先だけでも
そっと軽く
いつもずっと
いつまでもきっと




2007/01/15
■2161

遠くまで飛ばしたいわけじゃないよ
きみのところまで届けばいい
紙飛行機は得意じゃないけど
紙のままよりずっといい

声に出せばすぐだけれど
文字にしてみたかっただけ
紙飛行機は得意じゃないけど
戻って来るならそれでいい

まっすぐに飛べずに戻って来たら
きみがここまで来ればいい




2007/01/16
■2162

一緒ならば走っていける
一緒ならば乗り越えていける
一緒ならば飛んでいける
高く高く飛んでいける

一緒なら届くよ
一緒ならばきっと届く
今は見ることもできないくらい
遠くにあるそれでもきっと

一緒ならば走っていける
一緒ならばどこまでも
手をつないだままでは
つかむことはできないけれど

両手をしっかりとつないだままでは
つかむことはできないけれど




2007/01/17
■2163

望んでいた言葉じゃない
待っていた言葉じゃない
だけど欲しくないわけじゃない
欲しくなかったわけじゃない

求めていた言葉じゃない
せがんでいた言葉じゃない
だけどいらないわけじゃない
いらなかったわけじゃない

夢よりも何よりも
ずっと向こうにあった問いに
先回りして答えたきみに
返す言葉を今は知らない

問われるとも思っていないから
正しい答えをまだ知らない




2007/01/18
■2164

たった一枚の写真を
手帳にそっと隠してる
それを特別にしたいから
もう一緒には撮りたくない

あまりにもそれは綺麗で
夢のようにそれは綺麗で
それを夢にはしたくないから
もう一緒に写真は撮らない

それが現実になるまでは
新しい写真はいらない




2007/01/19
■2165

昨日がどんなにいい日でも
昨日をくりかえしても仕方がない
今日がどんなに哀しくても
明日にはとんでいけない

昨日がどんなに愛しくても
昨日を抱きしめることはできない
できるのはこの胸の中の明日を
現実にしていくことだけ

できるのはこの想いを
言葉にしていくことだけ




2007/01/20
■2166

失ったものほど
大切に思えるのは
この手に触れて消えるまでの
すべてのことを知っているから

消えていくその姿まで
私は全部知っているよ
消えてしまったそれにはもう
これからの私を知ることはできない

消えてしまったそれはもう
私のすべてを知ることはできない




2007/01/21
■2167

ほんとのことを教えてあげるよ
あの日のほんとを教えてあげる
いま話しておかないと
わからなくなってしまうから

ほんとのことを聞いてほしい
いまのほんとを聞いてほしい
いま話しておかないと
すぐに変わってしまうから

ほんとのことのはずなのに
すぐに変わってしまうから




2007/01/22
■2168

見ているのは青空
考えているのは雲の行方
想っているのは誰のこと?
その面影は誰のもの?

思い出すのは私のこと
私の心の中のこと
想っているのは誰のこと?
その面影は誰のもの?

この胸の中にいつもある
その面影は誰のもの?




2007/01/23
■2169

虹の色を知らないわけじゃないよ
何度も何度も夢にみたから
虹の絵を描けないわけじゃないよ
かたちならば知っている

だけど意味がない
絵の虹ならばいらない
欲しいのは色でもかたちでもない
手に触れられるものでもない

欲しくて欲しくてたまらないのは
その瞬間にそこにいること




2007/01/24
■2170

聞かなければよかったんだよきっと
あんなに欲しがった言葉だけれど

手に入れたその瞬間の真実は
時を止めてここにいつづける

もうそこにはないのに
ここにはずっといつづけている

ここにはずっとあるのに
そこにはないと気づいてしまう

知ったのはその瞬間の真実
知るのはこの瞬間の現実




2007/01/25
■2171

こわれないように綿で包んで
大切に箱に入れて
奪われないように奥に隠して
扉に鍵もかけた

大切だからそうしたはず
そうしたことも忘れていたけど

大切だからそうしたはず
壊れるほど触れることもできたのに




2007/01/26
■2172

覚えていることをしばらくは
忘れてしまおうと思う
忘れていることを許してくれる
その優しさの中にいようと思う

とっくに手に入れているのに
からっぽのふりをしていようと思う
覚えていないと信じてくれる
その想いの中にいようと思う

現実ならばつづきがあるはず
そのつづきは今はいらない
いつか時が来るまで
その嘘の中にいようと思う

時が許すまでしばらくは
その嘘の中にいようと思う




2007/01/27
■2173

その指先だけでもまもれるならば
この手でずっと握っていよう

その名だけでもまもれるならば
この声でずっと呼んでいよう

誰がどんな呼び方をしても
誰も呼ばないとしても
この声がある限り
その名をずっと呼んでいよう




2007/01/28
■2174

ふたつだったものが
ひとつになって
ひとつだったものが
ふたつに戻る

半分にされただけ
元に戻っただけのこと

消えてしまいそうになる
だけど元に戻っただけ




2007/01/29
■2175

進み方も知らないけれど
止まり方もわからない
とりあえず今は進めるだけ
前に進んでいこうと思う

進んでいる間にいつか
止まり方もわかるはず
止まってしまえばもう二度と
進み出せない気がしてる

とにかく今は進めるだけ
前に進みつづけるだけ




2007/01/30
■2176

まっすぐに見つめられない
眩しすぎて見ることはできない
光の中で時を過ごして
その姿を想うだけ

まっすぐに見たら壊れてしまう
この目がきっと壊れてしまう
他のものが見えなくなる
その姿しか見えなくなる

光の中で時を過ごす
その姿は見てはいけない




2007/01/31
■2177

理由なんてなくていいよ
用事なんて必要ない
とにかくあの店にいこう
あのテーブルに集まろう

その紅茶が美味しいとか
どうしてもケーキが食べたいとか
何を言っても言い訳と同じ
とにかくそこにいたいだけ

同じ場所に集って
同じ時を過ごしたいだけ







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